納車後、初の週末はアラサーパオを高速道路や街中、山道そして渋滞などさまざまな試走したいと思い、選んだ先は千葉県の房総半島。そしてついでに美味しい海鮮料理をいただくこという算段。
高速道路が渋滞する前にと思い、朝は早めに起きてパオのエンジンに火をともした。冷え込んでる朝でしたが一発始動。でも、冷えてるエンジンはアイドリングが安定しない。3分ほど暖機運転で水温計が少し上昇したので出発。向かう先は東京湾アクアライン。
いけるぞ高速道路
川崎市内を抜けて川崎浮島ジャンクションのETCレーンへ進み無事に通過しました。と言うのも、パオのETCを利用するのは初めて。ETC機器から「カードを認識しました」というのアナウンスも信用できず、初めての通過は時速10キロほどで恐々と通過したので後続車には少しご迷惑をおかけしたかも。
最初の目的地は約10キロ先の人工島にある海ほたるパーキングエリア。アラサーパオの走りは、走行車線で5速80km/h巡航で問題なし。
しかし、空いている高速道路でその速度は走行車線でも若干遅い。そこで、前を走る最先端の技術とデザインが駆使されたプリウスに一定の車間距離を保ちながらついて行くとその時の巡航速度はちょうど●km/h。この速度でも問題なし。ハンドルのブレはもちろん車体の振動や、キャンバストップのバタつきもなく走行できた。
しかし走行音、風きり音は普通の車より大きいので、体感速度はプラス10%ぐらい。その速度からプラス20%となると、タコメーターがないのでエンジンの回転数は分からないが、エンジンが唸りを上げて、風の音がとても大きくなるので追い越し等では利用できても巡航は少しつらいかも。
そのほか、高速道路での車線変更やわだちなどステアリングやショックに関してもおかしな挙動もなく安定しとても安心して運転ができた。
海ほたるパーキングエリアは駐車場へ入るための待ち時間もなく入場でき、トイレと軽食を済ませて高速道路後半戦へ。
東京湾アクアラインの後半戦は高速道路での風の影響。その結果は、パオは見た目通り、普通車でも横風の影響はわりとある。そして、走行音の主な原因でもある風の音は大きい。キャンバストップは開けても差ほど問題なし、三角窓は開けると風の音がうるさすぎる。
【高速道路まとめ】
・走行車線での巡航はまったく問題なし。
・追越車線で追越走行は1,2台を追い抜きすぐ走行車線へ。
・追越車線で巡航はエンジン音と風きり音がうるさい。
・横風は形状とおり受けやすい。
・キャンバストップは開けても三角窓は開けるな。
一般道(街中)はいたって普通
東京湾アクアラインの木更津金田インターチェンジを降りて富津、館山方面へ。その方面へ向かう場合、館山自動車道を利用するのが一般的ですが街中の走行を試走したかったため、一般道へ降りました。
目的地がないので、とりあえず富津岬を目指して移動。そして昼食まで海沿いを南下して海鮮料理を食べることにした。
さて、その一般道(街中)では、信号機のストップ&ゴー、交差点、2車線以上の道路、1車線道路などなど様々な状況下での運転で気になる点は2つ。まず1つ目は、ゼロ加速がイマイチ。エンジンの回転数を上げれば良いのかも知れませんが、街中で赤信号後や一旦停止でのスタートは、スムーズな運転を気にしてエンジンの回転数をあまり上まで上げないので他のクルマよりあきらかに遅い。2つ目は、登り坂。エンジンの回転数が低いと登らないのでシフトダウンは必須。ふたつともあきらかに低回転でのトルク不足を感じます。
一般道で気になるのが死角。バックミラーでの後方死角や、Aピラーの死角などですが、両方とも昨今のクルマに比べればとても視認性が良いと思います。ただ、ルームミラーに防眩切り替えレバーがないのがアラサーを感じます。
【一般道(街中)まとめ】
・一般道での巡航速度は問題なし。
・小さな段差やわだちなども大きくハンドルが取られる事もなく安心。
・後方など死角が少なく視認性がとても良い。
・信号や一時停止からのゼロ加速が遅い。
・ゆるい上り坂でもシフトダウン。
山道はマニュアルの醍醐味
千葉県館山市の「地魚料理 さがわ」で美味しい海鮮をいただき後半戦の山道へ。主に登り坂、下り坂とカーブの走行性ですが、峠道を攻めるクルマではないので、あくまで通り道として山道を使った場合の感想です。
登り坂は2速、3速あたりまえ。下り坂もエンジンブレーキ使用のため3速、直線では4速。ということでマニュアルが楽しくなるぐらいシフト変更を多様します。攻めるほど速度も出ていないのでボディの剛性までは気にならないけど、サスペンションを変更しているためか、粘りある感じで曲がってくれます。
【山道まとめ】
・マニュアルを楽しめ!
渋滞は心身とも疲労
楽しい山道は東京湾アクアラインの手前1kmでつきました。渋滞です。停まったまま動かない状態が続き、少しだけ動く。そして時速5~10km/h以下での走行が続く。これは左足とクラッチ板に酷です。
それ以外は水温計が上がるようなこともなくアラサーパオでも問題なく走りますが、やはり渋滞は心身共に避けたいです。
【渋滞まとめ】
・マニュアルを恨め!
総論まとめ
1リッター、OHCキャブレターのエンジンは非力です。もう少しパワーがあるともっと走りやすいと思います。でも、そこがパオの良いところでもある気がします。マニュアルは楽しい、渋滞などつらいこともあるけど楽しい。非力なパオが楽しい。