年末年始はパオに乗らずにのんびり過ごしてしまいました・・・。乗らずにではなく、乗れなかった。オルタネータが故障で発電せずに、バッテリーも充電を使い果たしたため、セルモーターどころか、ワイヤレスキーの操作さえ動作しなかった。

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初期症状はウインカー

 年の瀬の頃、エンジン音が軽やかに響き渡る冬の空気が、キャンバストップの操作を躊躇わせた。そんな寒いなか、浅草まで首都高速道路などを利用しながら快適に移動し、所用を済ませて帰路についた。昼食を予定している店舗に近い高速道路出口にあるETCレーンを通過したあとの交差点で異変が起こった。

「ウインカーレバーを操作してもランプが点滅も点灯しない」

 この時点で原因は「ヒューズが切れた?」と考えていた。ウインカーランプが点滅しないクルマで右折するのは少し怖い・・・。目的地までそう遠くないのでそのまま走行を続け、次の交差点で無意識でウインカーレバーを操作したら、1回だけ点滅して消灯した。

「あれ? ヒューズではないな・・なんだろ」

 さらに走行を続けていると、ラジオの電源が落ちた。
「やばいやつ(症状)だ。バッテリーが原因か?!」

走行を続けるかの判断

 ウインカーランプが点灯しない、ラジオの電源が入らない。もしかするとブレーキランプも消えているのか?という不安があった。

 しかし、運よく信号待ちで停車している時に、後続車が白色のワンボックスカーだったため、パオのブレーキランプの赤色がうっすら反射していたので、ブレーキランプは点灯していることが確認できた。
 電気系統、バッテリーのトラブルなのでエンジンを停止させるとセルモーターが動かずエンジンが始動できないことは容易に想像ができた。このまま走行を続けるか、路肩にクルマを停車させるのか。

この段階で考えた。走行しながら・・・
 ・ウインカーランプが点滅(点灯)しない
 ・ブレーキランプは点灯している
 ・今の時点でエンジンは問題ない
 ・自宅の駐車場まで約15km
 ・道のりは片側2車線の幹線道路
 ・主治医!?のオレンジロードは年末年始でお休み
 ・チューリッヒのレッカー移動サービスは1症状につき1回のみ利用
そのほか、いろいろ考えた結果、

自宅の駐車場まで戻ろう! 頑張れ・・・パオ

正しい正しくないは棚の上

 この時点で故障はバッテリーではなく、オルタネータだろうと想像はできたので、屁の突っ張りにもならないだろうが、iPhone充電用のケーブルを外し、ETCの電源、ドライブレコーダーの電源など操作できる電源をすべて切って、エンジンに付加をかけないようスムーズな運転を心がけて走行車線を進んだ。

 自宅の駐車場まで残り5kmもない。片側2車線から1車線の道路になり、ここで「止まりたくない!」という思いもあったが、エンジンはすこぶる好調!?
 幹線道路を外れてセンターラインのない道路幅4m程度の道で交差点の一旦停止が何度か続いたときエンジンが息継ぎし始めた。

「やべぇ~」

 交差点で一旦停止する時はアクセルを煽ってエンストしないようにエンジンの回転数を上げて走行し、駐車場にたどり着く最後の交差点をウインカーなしで左折。ようやく見えた駐車場に滑り込むように停車させた。

 駐車場の枠内にきちんと停車できていることを確認し、エンジンキーを回したときパオが「はぁ・・疲れた、休ませろ」と言ってきた。ここ妄想。
試しにエンジンキーをスターターの位置に回してもセルモーターは全く動かなかった。

ご臨終したオルタくん

危険です!

 ウインカーが点灯しない状態で走行するのは、道路交通法違反にあたると思います。走行できる時に安全に路肩に停車させて、対処するのが正しい方法だと思われます。
そこは素直に反省です。