まだ4月ですが夏日の土曜日、空模様は晴天。つまり、キャンバストップ全開のドライブ日和。向かう先を思案した結果、以前から行きたかった「靖国神社」に決定。
外環は混雑、中心は快適
神奈川方面から都心へ向かうのは国道246号線。多摩川を超えるとクルマの通行量も多く、右折渋滞などが発生していた。また、首都高速渋谷線の高架下でもあり、大型車も多いのでキャンバストップの心地よい開放感はなく運転が荒む。
そんな道中ですが、目と心の保養もできた。ネオクラッシックと呼ばれるクルマたちに出逢えたこと。「ロードスター」女性の運転でおそらくマニュアル車。
トラックの後ろで幌を開けて走行しているのが少し可哀想だったけど、なんか楽しそう。そのほか「HONDA CR-X」「日産シルビア」。どれもこれも、今のクルマにはない美しさ。
渋谷を超えて青山、表参道、外苑などはクルマの通行量が減り、人間が増えてきた。信号の繋がりも悪く、赤信号にも関わらずダラダラあるく歩行者もあり快適な走行とまで言えないけど、車線も多く、頭上に高速道路がないだけで、心地よいドライブが少しだけ楽しめた。
そして、靖国神社の駐車場にパオを停車させた。ここまでは、とても調子が良かった。
靖国神社でヤラレる
境内を散策しながら本殿へ向かい参拝を済ませて、御朱印を頂く。
そして遊就館へ。英霊のまごころや英霊のご事磧を知ること、それは心がやられること・・・。国や天皇のために戦う、命を捧げるのだ。多くの遺影、人間魚雷と言われる回天、特攻隊員の遺書・・・。命の大切さを知るという生やさしい言葉だけではない。心がよどむ。
たどり着くか? あきらめるか?
心を平穏に保つことを考えながら、パオが待つ駐車場へたどり着いた。
出庫にひと苦労
エンジンに火を点すとほんの少し違和感があった。アイドリングが低くてエンジンが止まりそう。アクセルを少しあおりながら駐車場の出口へ向かい料金所でクラッチをきるとエンジンがストールした。
料金を支払い再びイグニッションキーを回すと問題なくエンジンが始動する。が、アクセルを緩めるとストールしそうになる。アクセルを煽りながら駐車場を後にし、前方の信号が赤だったためクラッチを切ると走行中にも関わらずエンジンがストールした。
運良く下り坂だったため、ギアを2速にしてクラッチを繋ぎエンジンを始動させてアクセルを煽りながら停車させた。右足でアクセル、左足でブレーキ、そして左手はサイドブレーキ。なんともギクシャクしてる。
走行は限界
そこで、片側三車線ある広めの道路でパオを停めてボンネットを開けてみるが、目視で異常はない。プラグコード、バッテリー接点、チューブ類を手で触って確認、異常な燃料・オイル漏れもなかった。車体下に液体漏れの跡もなかった。
もう一度、エンジンを始動させようとイグニッションキーを回すと少しかかりずらかった。プラグがかぶっているような感じ。アクセルを少し煽ると
エンジンが息継ぎをしているようだった。そしてマフラーから白い煙が出ていた。
この状態で自宅まで戻れるのか。その答えは「ノー」。
レッカー要請
こういう時のために任意保険は故障対応の手厚い「チューリッヒ」で契約したのだ。30分ほどでレッカー車が到着しアラサーのパオは「オレンジロード」まで陸送されたのでした。
初の入院、原因はなにか? 修理できるのか? 費用は? 期間は? などなど考えることはたくさんありそうだけど、アラサーパオを手に入れた時からこういう状況は想定内。
少し笑みを浮かべながらパオの元を離れて最寄り駅まで歩いた。