購入時から問題でした。エンジンの始動時に10回に2,3回はセルモーターの歯車がかみ合わず、空回りしてしまう。この症状が、急激に悪化することはないけど、放置しておいて良いこともないので修理することにしました。

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1/4の確率

 セルモーターが空回りする時は「ガガガッ・・」「ギギギッ・・」と、文字にできないほど生きた心地がしない音がでます。

 先代の主治医曰く、「セルが噛み合うところが4箇所あって、その1箇所が駄目」ということらしい。購入時に修理してからと考えましたが「クラッチを交換する時に作業した方がよい」との事でしたので妙に納得したので放置してました。

 しかし、人を乗せて運転する時に、セルが空回りし異音が発生すると、ものすごく不安がられるし、今の主治医が「セル側だけ交換したら治るかも」と話しがあったので思案してみた。

そもそも・・セルって

キーを回すことでマグネットスイッチに電流が流れ、小さいピニオンギアが動いて大きいフライホイールと噛み合います。そして、モーターが回って噛み合ったフライホイールも回ることでクランクシャフトが回転し、エンジンがかかる仕組みになっています。

https://matome.response.jp/articles/2416

 ということは、小さいピニオンギア(セルモーター)だけ交換するということだと思われる。噛み合うギアの片方のみ交換なので、完全に治すというより、まずは片方のみ交換。

手際よい作業

 事前に修理の依頼を済ませてあるので、交換用の部品は調達済み。片手で持てるほどの小さなセルモーターを交換です。

 パオ・フィガロ専門店だけあって、作業を見ていると、パオに関する知識と経験が豊富なのが分かります。まぁ、早い・・・。どこに何があってどうすれば良いのかアタマに入っているんでしょうね。もしくは、本能か!?

 あっという間に、セルモーターの交換が終了。

「いざ始動」

セルモーターが空回りすることなく、スムーズにエンジン始動ができます。何度か試しましたがすべて問題なくです。でも、主治医曰く「完治ではないので症状は発生するかも」とのことでした。

その後・・

 主治医の言葉どおり、セルが空回りしました。1週間に1度あるかないか・・・。以前と比べれば雲泥の差です。これでも、かなりありがたいですが、反対側もいずれは交換しなくてはと固く決意です。

【整備記録】
7月 86,021km at Garage44
・セルモーターの交換